子育て世代のひとりごと

小学、中学、高校の子どもの子育てに奮闘中のお母さん世代のつぶやきです・・・

もしかしてそれはストレスのサイン!?子供の成長にストレスが与える影響とは?

私たち人間はさまざまなストレスの中で生活しています。

職場での人間関係、仕事内容、家族の問題、将来への不安・・・あらゆる場面にそれは潜んでいるので、ほとんどの人はストレスを感じずに生きていくことはできないほどですね。

しかし、それは何も大人に限ったことではありません。

子供にもストレスは存在するのです。

 

え?子供にストレス?・・・と意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、子供には子供なりの社会が存在し、その中で体だけでなく心も成長していきますので、多くのストレスにさらされてしまいます。

また、子供の神経はとてもデリケートで感じやすいため、受けたダメージがダイレクトに体に影響したり、その後の人格形成に大きく影響したりするのです。

それが悪い方に出た場合には、取り返しがつかない事態に陥ってしまうこともありますよね。

そうならないためにも、親の私たちはいち早く子供のストレスサインに気づいてあげなければならないのです。

 

では、子供が抱えるストレスとはどのようなものなのでしょうか?

また、ストレスサインに気づいたとき、それを解消してあげるためにどのようなことをしたらよいのでしょうか?

今回は子供のストレスについていろいろ考えてみたいと思います。

 

腹痛や嘔吐、熱、蕁麻疹・・・それは子供のストレスによるサインかも!?

大人でも自分の心の状態に気付けずうつ症状を引き起こすことがあるくらい、心の問題は複雑。

そもそも、「あー私はいまストレスを受けているな」「これがストレスだな」と自分で感じることができるならば、それは真の意味でストレスとはなり得ていないともいえるのです(^^;)

まして、言葉での表現方法がおぼつかない子供たちです。

「自分の心がこんな状態だ」と表すことができない分、ストレスのサインも大人以上に複雑で多岐にわたり、体や行動に出てしまうことが多くなるようです。

 

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《子供のストレスサイン》

○体調に出る場合

  • 頭痛・めまい・嘔吐
  • 顔色が悪い・生気がない
  • 目を頻繁にパチパチさせる(チック症状)・どもる
  • 落ち着きがなくなる
  • 腹痛・下痢・便秘
  • おねしょ・頻尿
  • 関節痛・腰痛
  • 咳・気管支喘息など

○行動に出る場合

  • 爪を噛む
  • やたらとイライラする・乱暴な行動をとる・不平ばかりをいう
  • すぐ泣く・情緒が不安定
  • 学校に行きたがらない
  • 黒い絵など特徴の際立った絵を描くなど

 

こんな風に、子供のストレスの出方は実にさまざま。

「子供は都合いいように言っちゃうものだ」なんていう先入観があったりすると、ついうっかり「それってズル休みしたいだけじゃないの?」と安易に片づけてしまいがちなのです。

 

お恥ずかしい話、私がそうでした(>_<) 我が家の長女は、小学校4年生の時にやたらと朝になると「お腹が痛い」「体がだるい」と言い、風邪っぽく見えないけれど、とにかく学校にいけないということで休ませる日がありました。

しかし、いったん学校を休むと、お昼頃には見違えるように元気になり、どこも体調は悪くないように見えます。

そこで、ある時から「お腹を壊しているわけでないなら、学校へ行きなさい」と、ほぼ無理やり行かせるようにしたんです。

すると、その時は娘は何も言わずに学校へ行くようになり、普段と変わらず「ただいまー」と元気に帰ってくるようになりましたが、学期末に面談で学校へ行った際に、担任の先生が「○○ちゃんは、最近これだけ保健室に行っています」、とほぼ毎日のように保健室登校をしていた実態を報告されまして・・・

私には普通に見えていたのですが、彼女は教室で過ごせない精神的な状態を抱えていたのです。

 

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それで、先生と相談した結果、保健室登校を繰り返していた事実を私が知ったと本人に知らせずに(つまり、叱ることなく)、何気なく学校の話題を向けてじっくり話を聞くようにしたところ、ぽつぽつとお友達のことで悩んでいることなどを話すようになり、徐々に保健室に行かなくなっていきました。

そこから普通に戻るまではあっという間。 娘にしたら、「気づいてもらえた」「話をして楽になった」というところが大きかったのかもしれません。

 

子供の様子は耳や目、そして時には触れ合って、全身で感じていかなければいけませんね。

 

子供のストレスの原因って何?

では、そもそも子供のストレスは何が原因となっているのでしょうか?

細かくはいろいろケースバイケースの事情があると思いますが、大まかに項目を整理してみると、こんな感じです。

  • 親から受けるストレス
  • 友達や教師など人間関係によるストレス
  • 勉強やスポーツなど個人の能力に関するストレス
  • 身長や体型など容姿に関するストレス

 

もちろん、こうしたストレスは子供の成長に合わせて傾向が変わってくるでしょうし、同じストレスでも響き方は年齢によって異なると思います。

例えば、幼い頃は「親が構ってくれない」「親からの愛情が感じられない」といった両親から受けるストレスが最もダメージとなり、自我が芽生える思春期になると、勉強・受験に関する悩みや、人と比較して自分はどうかといったコンプレックスに基づくストレスを多く感じるようになるといわれています。

大人からすると「そんなことで」と思うようなことでも子供にとってはストレスとなっている場合が少なくありませんので、安易に結論付けてしまうのは避けなければいけませんね。

 

子供は親のこんな行動からストレスを受けていた!

そんな子供が抱えるストレスの中で、子どもが親から受けるストレスについては、特に気をつけたいところではあります。

なぜならば、私たち親は自分たちの目線からは気づかないところで子供たちに思わぬストレスをかけているかもしれないからです。

 

親からのストレスというと、ついつい虐待やネグレクトといった極端な例ばかりを思い浮かべがちで、それさえしていなければOKだと思ってしまうところがあります。

もちろん、ニュースで報道されるような虐待や、隠れたところで意外と多く行われているネグレクトといった問題については、命に危険が及ぶ場合もあり、心身ともにストレス以上のダメージを子供に負わせるとんでもないものですが、子どもが親から受けるストレスには、そういった分かりやすいものばかりでなく、普通と思われる生活のシーンや何気ない子供への接し方に原因があることも知っておかなければいけないのです。

 

そういった親が気づかないうちに与えてしまっているストレス・・・

スクールカウンセラーや精神科医が指摘しているのは、次の3つです。

  1. 子供への過干渉
  2. 子供の意見・夢の否定
  3. 両親の不仲

 

例えば、親は子供が人前に出た時に恥ずかしくないように・・・と厳しくしつけする場合がありますが、これを程度をわきまえずに口うるさくやりすぎてしまうと、注意に対する拒否意識が反抗心となって現れる場合があります。

また、「転ばぬ先の杖」とばかりに先回りしてあれこれ注意をしていると、子供は「自分が親から信頼されていない。それは自分がダメだからだ」と思い込み、自尊感情が育たない危険性があるといわれています。

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自分の意見や思い・希望をことごとく否定される場合も、同様な自己否定の意識を子供は持ってしまうそうです。

 

 

特に、乳児期に自分が発したサインを受け止められなかったり、サインを否定されることが多かった場合は、人に対して「信頼」よりも「不信」を感じるようになるといわれています。

そういう子は、自分と同じように他人をも否定してしまいがちですので、親のこうした言動は思いのほか子供に悪影響を及ぼすと理解しておきましょう。

 

そして、両親の不仲も確実に子供のストレスになるようです。

統計上、両親が不仲である子供は高い確率で喘息であるという興味深いデータもあるくらいです。

子供にとって両親の仲の良さは「愛情の源」ともいえるものであり、自分の存在意義や人との心のつながりはそこを出発点として感じ取っていくのだとか。

夫婦喧嘩を子供に見せないことは当然ですが、ギスギスした雰囲気を子供に感じさせないよう気を配りたいですね。

 

子供のストレスは放置するとこんな症状にまで発展してしまう

以上のような子供のストレス。

上記でご紹介してきたようなストレスサインを見逃してしまうと、やがてより深刻な事態となって顕在化してしまいます。

それがどのような形で現れるかは個人差があり、しかも因果関係ははっきりとは証明されないのですが、思い当たる原因を突き詰めていくと「ストレスが原因だった」ということがよくあるのです。

 

《ストレスが原因と思われる症状》

  • 身長が伸びない=低身長
  • 円形脱毛症になる
  • 他人と良好な人間関係が築けない・うつになる
  • 記憶力など脳機能に障害が出る
  • 重度のアトピー

 

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ストレスは、ホルモン分泌や自律神経、さらには免疫力にまで影響するため、上記の症状は例の一部にすぎず、他の病気を発症してしまうことも考えられます。

一見関係がないように思われる低身長や脳機能の障害などもまさにそういった症状ですね。

身長に関しては、ストレスが原因で成長ホルモンの分泌が激減するといわれていますし、ストレスが脳の萎縮を招くため記憶力に支障が出るという恐ろしい報告も上がっています。

ストレスは目には見えませんが、それくらい体に負担をかけるものだということです。

 

子供のストレスに対して親がしてあげられること

では、そんな子供のストレスに対して、私たち親は何をしてあげればよいのでしょうか?

まずは何より、子供が発するストレスサインに気づいてあげることが先決です。

これは私自身も実感しましたが、気づいてあげるだけでも子供の心はずいぶん楽になるようです。

心理カウンセラーの先生の言葉を借りると、「気づいてあげることで治療の半分を終えているんです」とのこと。

それくらい、子供の心は私たち親に「わかってほしい」という思いでいっぱいなんですね(#^.^#)

 

その上で、よく子供の話に耳を傾け、また思うように語れない子には手を握ったり抱きしめてあげたりしながらスキンシップを図り、受け止めてあげる姿勢を示すことが重要です。

また、場合によっては、心療内科を受診したり、スクールカウンセラーに相談してみるなど、専門医の助けを借りることも方法のひとつ。

要は、子供の気持ちがほぐれ、また笑えるようにしてあげることが大切なので、私たち親は頑なに問題を抱え込むことなく、必要ならば外部の手も時には借りて問題解決にあたりましょう。

 

子供のストレスに関するまとめ

子供は子供なりの世界の中で様々なものを見聞きして成長するので、その中でストレスを抱え込んでしまうこともよくあります。

それは、親から受けるストレスに始まり、幼稚園や学校に通う中での人間関係からくるストレス、勉強や受験によるストレス、容姿に関するストレスなど成長とともに内容も響き方も変化してくると思われます。

そんな時に大切なのは、親として子供のストレスサインを見逃さずに気づいてあげること。

そのためには、注意深い見守りとスキンシップが欠かせませんね。

 

そして、ストレス解消のためには、じっくり子供の話に耳を傾けるほか、必要に応じて心療内科やスクールカウンセラーの助けを借りる必要があります。

人に対して不信感を覚えるような人格形成への悪影響を防ぐため、また低身長や円形脱毛症など身体への支障も防ぐため、親として子供のストレスがどういうものかを知り、一緒に向き合っていきましょう。